私は、今年の3月末に会社を辞めましたが、たまにふっと会社のことを思い出す時があります。
思い出すと言っても、頭をよぎるような感じですね。
ふとした拍子に湧き上がってくる感情のようなもの。
それはほとんど、と言うか全て嫌な思い出ですけどね。
不思議ですね。もちろんサラリーマン生活ではいい思い出もありますが、そういうものは思い出さないです。
忘れてるわけじゃないので、意図的に思い出すことはできます。
でも、頭に思い浮かんでくるものは不快な感情です。
上司の理不尽な言葉や、部下の子供じみた駄々。
場面としては、いずれもなだめたり賺したりして収めようとしているときの感情です。
互いに言い争いになったことは思い出さないです。
自分の感情を抑えて、大人の対応をしようとしている時の情景がふとした時に思い出されます。
抑圧した感情と言うのは、心の中の負債となって長い間残っていくのでしょうか。
その場で言い放った言葉と言うのは、感情も解放されて自分の中に残ることはないのでしょう。
でも、何も反論せずに黙って自分を押さえつけていると、心の中の傷となって生涯残っていきそうです。
今、無職で日常生活に人間関係の起伏が何もないと言うのも影響してるかもしれません。
意図的ではないけど、思い出す時間を作れてしまっているのでしょう。
何もない時間があると、心の中をスキャンするかのように嫌な感情が呼び起こされます。
「楽しかったこと」と言うのももちろんありますが、それらは整理されて他の記憶と同じように引き出しの中にしまわれているように感じます。
でも、「嫌だったこと」は、心の中に刻み付けられているようです。
嫌な感情をふっと思い出したからと言って、落ち込んだり、ましてや誰かに電話して言い返したりなどはしません。
今はそういう人間関係の中に居なくて、良かったなと言う感情も同時に感じます。
ホラー映画を見終わって現実世界に戻ってきたとき、今は安全なところにいると分かって安心する感覚に近いです。
時間が経てば、いずれこういった感情も薄れていくのでしょうか。
まだリハビリには時間がかかりそうです。
コメント
いまだに仕事をしている悪夢を見ます。
朝起きた時、直後はまだいやな感情のまま仕事に行かなければならないのかと戸惑っていると、数分でいや自分は退職しているという事がはっきり認識できて心底ほっとします。
仕事というより人間に精神殺されるのかなと思います。
deefeさん、コメントありがとうございます。
私もたまに仕事の夢を見ます。
早く忘れてしまいたいですね。