無職になって2日目 ~年金、健康保険の手続きは自分で勉強してから~

無職になって2日目です。

今日は市役所に年金、健康保険の相談に行ってきました。別に今日でなくても良かったんですけど、伸ばす理由もないし、これが私の今日の仕事と言うことで。まだ離職票を受け取ってないので、今日は相談だけです。

4月の初日だからなんでしょうか、結構混んでましたね。夕方に行ったから、定時までに受付けしてもらえるか不安でした。定時過ぎたらどうなるんだろう。市役所だから延長とか無しかな。

最初に健康保険の相談をしました。国民健康保険と任意継続とどっちが安いかの確認です。結果的には国民健康保険の方が安かったです。国民健康保険には「非自発的失業者の国民健康保険税軽減制度」と言うのがあって、会社都合で退職した人は前年の所得を実際の30%として計算されます。これ計算すると、月収で100万円くらいある人以外は国民健康保険の方が安くなります。こういう制度が使えるのも会社都合退職の特権ですね。

年金の方は、「国民年金保険料免除・納付猶予制度」と言うのがあって、失業中の場合は全額保険料が免除されます。これは自己都合、会社都合共に可能です。免除の申請には離職票か雇用保険受給資格者証が必要なので、離職票が届いてから申請です。これかなりお得ですよね。全額払わないのに、半額は国が払って年金くれるんですから。ぜひ利用しましょう。

市役所で相談してる時に感じたんですが、国民健康保険担当の人は協会けんぽのことを知らない、と言うかあまり説明してくれません。任意継続した場合は今まで会社と折半していた分を自分が払うので、保険料が約2倍になるんですが、任意継続の場合は保険料の上限が月収28万円になっています。つまり、28万円以上の月収の人は、保険料が単純に2倍ではなく、もっと安くなるってことです。市役所の人はそこまで説明してくれませんね。別の組織のことなので、別に市役所は市民の保険コンシェルジュじゃないので、仕方ないと思いますが。結果的に国民健康保険の方が安かったので、勘違いしてても同じだったんですが、自分の身は自分で守るために勉強してから手続きしに行った方がいいです。

「非自発的失業者の国民健康保険税軽減制度」。「非自発的」。ちょっと後ろめたい気もする言葉ですが、でも、なんで「自発的」だと優遇されないんでしょうか。本人の意に反して退職したからと言う建前は分かるんですが、失業中で収入がないのは同じだし、何より会社に命運を握られている感じがして嫌ですね。それを国が後押ししてるみたいな。

役所の中の方に目をやると、新入職員らしきフレッシュマンがやることなさそうに、時間を持て余している感じで座っていました。この人も下らない上司の指示に不満を持って、いつか辞めるのかなと思うと、何とも言えず。声をかけるとしたら、何だろう。早く早期退職した方がいいよ、かな。