警察が名前と電話番号と職業を聞きに来た

警察が家に来ました。

ピンポーン

「○○交番の○○です。地域の防犯のために巡回しております。開けてもらえますか?」

(・・・警察?警察の方から来たとは言ってないしな。防犯?事件じゃないの?本物なのこれ?防犯て何?俺が怪しいからか?無職だからか?そうなのか?・・・)

「開けてもらわなくても結構ですよ。お名前をお電話番号を伺ってるだけですので…」

(・・・電話番号を教えろって、ストレート過ぎるな。本物っぽいけど、対面せずに教えるわけにもいかないしな・・・)

結局、オートロックを解除して開けました。追い返すことも可能だったかもしれませんが、本物の警察を追い返すのも善良な一般市民としては気が引けるので。

玄関開けると、警察の制服を着てる人が立ってました。管轄の交番の警察官が、近辺の住人の氏名と電話番号を聞いて回ってるそうです。何かあったときの緊急連絡のためと言ってました。

聞かれたのは氏名、性別(聞かれてはいないけど書いていた)、電話番号、そして職業。

「ご職業は?」

キタコレ。直接聞かれたのは初めてですね。今まで職業欄に「無職」と書くことはあっても、口にしたことはないです。

このとき初めて、無職って言いづらいんだなって感じました。とっさに出たのが、

今は起業準備中で、最近会社を辞めてました

「ああそうですか。じゃあ今は無職?」

「はい」

起業準備中か。まあ、嘘でもないしね。資格取得とか、ネットビジネスとか、準備だけなら何でもできるしな。このフレーズ、良かったら使ってみてください。

無職と正体を明かしたら怪しまれるんでしょうか。この辺、事件はあまりないと言ってましたが、「声かけ事案」とか発生したら真っ先に目を付けらるんでしょうか。ちょっと怖いかもしれない。

警察手帳も見せてもらいましたが、「巡査」とかいてましたね。巡査って下っ端の新入社員と同等てことですね。今の警察官は、警察手帳以外にも風営店立ち入りのときのための顔写真入りの「立ち入り証」と言うのも持っているそうです。見せてもらいました。

この戸別訪問は、「巡回連絡」と言うらしいですね。結果的には、警察官が偽物でないことも、防犯のためと言うことも分かりましたが、氏名や電話番号を聞いて回るのはどうなんでしょうか。

たとえ電話が掛かってきても、それが本当の警察かどうかも疑わないといけない。老人相手なら「巡回連絡」の振りをして騙せるかもしれない。警察に電話番号を教えている人は、警察を名乗る人からの電話を信用するかもしれない。

もっと他にいい方法ないんでしょうか。警察官の人も行く先々で怪しまれてそうです。独身女性だと、もっと警戒されるでしょうし。警察に入ったのに、飛び入り営業マンみたいなことさせられてるのも嫌でしょうね。

聞かれる方も怖いんですよね。普段誰とも会話しないのに、久しぶりに喋った相手が警察官だと挙動不審になりそうです。AIとか使って、何かうまいこと出来ないんでしょうか。

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