この前の日曜日、FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験を受けて来ました。お金の勉強をもっとちゃんとしないとねと思って。この資格はいいですね。満遍なくお金の勉強ができます。年金、保険、株、税金、不動産。見事に早期退職者に関わる内容ですよね。と言うより、人が生きていくために必要なお金の知識と言った方がいいかもしれません。税金の控除の仕組みって、初めて知りましたね。今までいかに無知だったかよくわかる。資産家とかでお金に無頓着でも問題ない人以外は、ぜひともこの資格は勉強しといた方がいいです。
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資産家とかでなかくてもお金に無頓着でいられる人がいます。それはサラリーマン。サラリーマンはこういう問題を考える必要がありません。税金や年金は会社がやってくれるし、保険は昼休みに勧誘にくるおばちゃんに言われるがままに入っておけばいい。株や不動産に手など出さなくても給料で生きていけます。全部会社がやってくれます。お金には無頓着なまま、目の前の仕事をこなしていけば人生安泰です。
無頓着と言うより、無知、無能と言った方がいいかもしれませんね。世の中の事は何も知らなくても生きていけるように仕組まれたのがサラリーマンと言う職種です。そこに壮大な悪意や陰謀があるとは思いませんが、人の選択肢を奪い続け、労働のみに特化した人種を作った結果が、今のサラリーマンです。いわゆる仕事人間とも言えますが、その反対のプライベートを重視するみたいな考えも単に裏返しただけで同じようなものじゃないかなと思います。それに恭順しているか反発しているかの違いだけであって、労働を人生の中心と考えていると言う意味では同じです。昔の不良が家庭を持って、マイルドヤンキーとなって社会の歯車になってるのと同じ構造ですね。
会社に依存すると言うのがどれだけ怖いことなのか。この先会社が潰れるかもしれないと言う意味より、自分が飼いならされ無能になっていくことの方が恐ろしいのではないか。官僚を批判する言葉で「訓練された無能」と言うのがありますが、サラリーマンを極めるとその状態になりますね。社会や会社が安定成長の状態のままなら、無能のままで幸せに人生を全うできますが、わずかな揺らぎで歪ができると途端に人生が危うくなります。会社で働き続けると言うことは現代ではリスクが大きすぎます。
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退職金、投資、不動産、こういうことに、どうお金を使えばいいのか、本当は相談してみたいんですけどね。なかなかそういう場ってないですよね。FP3級はそこまで難しくないですが、国家資格なので網羅性が高くて信頼感があります。資格の取得のための勉強は、トータルで学べるのがいいところです。ネットだと断片的な知識になって、抜けがあるのかも知れない不安がありますからね。FP3級は年3回試験がありますから、取組みやすいです。ぜひ受験することをおすすめします。