無職とは、無職と言う事業を行う経営者

無職になってから、節約の意識が極端に変わりました。昔は食事するのに、千円使っても何も感じませんでしたけど、今では千円なんて大金使う気にならないですね。何か食料品とか買うときでも、前までは高い方、高級な方選んでたのに、今は安い方しか選びません。スーパーごとの値段の違いも覚えてきました。昔の千円が今の百円の感覚と言うか。10倍とは言い過ぎかもしれませんが、価格から受ける精神的ダメージはそれくらいで合ってますね。

まだ貯金なんて全然減ってませんけど、何でなんでしょうね。節約しようとする意識がそうさせるんでしょうか。今は大丈夫だけど、もうお金が増えず、将来お金が減って困ることへの恐怖感からでしょうか。

お金が増えないと言う意味では、もらえる退職金や失業給付金の額は辞める前から確定しているので、今に始まったことではないんですけどね。もっと言えば、辞めると決めた約1年前から、計算はしてないけど貯蓄額の最高値はもう確定していたんですけどね。そういうのは頭では分かっていたけど、大した実感がなくてあまり節約してませんでした。

残業代は出ない立場だったので、毎年の収入も、将来の貯蓄の最大値もおよそ確定していたんですよね、本当は。節約なんてずっと前からする必要があったんだと思います。ただ実感と言うものがなかった。

今感じているのは、お金が減る恐怖心より、収入がゼロの状態なんだから支出を減らそうと言う合理的な経済感覚なんじゃないかと思います。合理的な経済感覚とは、経営者の感覚に近いのかなと。変な言い方ですが、無職と言う事業を行っている経営者。今までは単なる消費者。会社では経営の視点で仕事をしてても、プライベートでは消費のことしか考えてなかった気がします。サラリーマンの収入額と言うのは、ほとんど個人のコントロール外なので。

サラリーマンであった自分と言うのは、労働も、消費も、いいように使われる単なる社会の駒だったんだなと思います。節約は節約で、今は楽しいですけどね。もう少し収入を増やす手段があれば、もっと楽しいでしょうね。

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