あんな人間の下で働きたくないと上司に不満を持つなら、自分でやるしかない

サラリーマンとして入社すると、自分より1世代くらい上の人間がずっと上司になります。自分の上司になりそうな人って、だいたい決まってますからね。あまり年齢の離れた人や、年下が上司になるのは考えにくいです。

サラリーマンとは永遠の中間管理職です。上司部下の関係からは逃れられません。仮に社長になっても資本関係で、親会社の人間が上司相当になります。同族企業の社長の子供でもない限り、サラリーマンで上司のいない状態になると言うことはかなり確率の低いことですね。

なんでこんな人が役職についているんだろうって人がいますよね。倫理観に欠けていたり、管理能力が低かったり、そもそも頭が悪かったり。誰しもある程度の年齢になると役職に就くので、ある程度は仕方ないんですけれど、それが自分の上になったりすると仕方ないでは済まない事態になります。

戦うか、恭順するか。サラリーマンだから素直に従うのが順当ですけれどね。それがずっと続くんですよね、少なくとも数年間は。不必要な指示や、無駄に短い納期、もう仕事の大半はどうでもいいことに費やされて行きます。そういうのは、多数の合意の下で合理的な方向に自然と修正されていくものじゃないんですね。不合理は不合理のまま進んで、誰かが悲鳴を上げてから修正されます。神の見えざる手と言うのは、怪我人が出てから働くものですからね。

「あんな人間」と呼ぶような人間が、一世代上にいると、いつか必ず上司的立場に立ちます。直接の上司でなくても、指示をしてくる人間になります。時限爆弾のようなものですね。不幸はいずれ訪れます。サラリーマンの誰もがそんなにできた人間であるわけないので、馬鹿げた上司の存在は必然なのかもしれません。

「あんな人間の下で働きたくない」じゃあどんな人間ならいいのか。よく上司になって欲しい芸能人は誰?みたいなアンケートがありますが、よくよく考えると上司になって欲しい人間なんていません。私に指示をする人間が欲しいわけはない。「あんな人間」と呼べる上司は、逆に批判の種がある分、こちらの精神衛生上はいいのかもしれません。完ぺきな人間が上司になると、論理だった批判ができずに、悶々と不満と抱えることになりますからね。

上司に指示されるのが嫌なんて、もうすっかりサラリーマンとしては失格です。上司に不満を言う資格すらないのかもしれません。原因があるのは私の方かもしれませんね。嫌なら自分でやれって話です。その通りですね。自分でやるしかない。