就職支援セミナー
就職支援セミナーは、ハローワークで求職活動を始めるときに受講します。
内容は、自己分析の方法、履歴書の作成方法、面接対策等のアドバイスです。
場所はハローワークではなくて、別の施設でした。
参加者は、50人くらい。8割くらい女性ですね。ハローワークのセミナーはいつも女性が圧倒的に多いです。何でなんでしょう。普通のまともな男性は、早期退職などせずに働いているからでしょうね。講師は人事部門で20年のキャリアがある人が担当していました。
履歴書の作成方法
履歴書の写真、笑顔の方がいいと言われました。できれば歯を出して大きく笑っているような。それが難しいなら、口角を上げている程度でもいいと。
そうなんですか?知らなかったです。真顔で撮るものじゃないんでしょうか。履歴書なんて、前の会社に入社するときに書いたきり(書いたかな?)なので、最近の事情を知らないんですが、そういうものなんでしょうか。
履歴書を書く時に一番困るのが、志望動機ですよね。セミナーでは、志望動機欄には下記内容で書けばいいとのことでした。
- 過去の仕事内容
- そこから学んだこと
- それを今後どう生かすか
- 貴社を選んだ理由
1~3は書けますが、4が書けないですね。セミナーの例文では、要約すると「経営方針に共感したから」と言うのが理由として書いてありました。
そんな奴いるのか、と言うつっこみは大人だからしません。労働局主催のセミナーでそう言っているんだから、それでいいんでしょう。志望会社のホームページ見て何かに共感しましょう。多分何かあるはずです。
面接対策
面接は、第一印象で合否の50%が決まるそうです。第一印象でマイナスイメージだと、その後の面接で挽回していくのはかなり難しいと。一目見て50%決まると言うことは、マイナスの付かない、常識的でまともな人間であれば合否ライン上には乗れると言うことですね。残りの50%は、プラス評価が付いた人が合格すると。
面接の想定問答集に、以下のようなことが書いてありました。
「人間関係に自信がありますか?」→社内行事には率先して参加する等、意欲を伝える。
「即戦力として期待できますか?」→休日を自己啓発に当てる等、意欲を示す。
当然ですね。飲み会に参加したくありません。残業したくありません。休日は家で寝てたいです。こんな人、企業は雇いたくありません。
企業が求める人材とは、常識的で少々のことで文句を言わない労働者。専門職でなければ、資格や過去の実績など大した意味はないのでしょう。第一印象で半分合否が決まるんですから。文句を言わず何でもやりますと言う姿勢が大事です。つまり、いかに自分が奴隷にふさわしいかを伝えなければなりません。残業や休出は嫌がらない。飲み会には完全参加。上司の引っ越しは手伝う。セクハラパワハラOK。ノリは体育会系で。こういう姿勢を履歴書に匂わせ、面接中に垣間見せることが大事です。
超売り手市場でも
H30年4月の完全失業者数は2.5%で、25年ぶりの低水準らしいです。ほぼ完全雇用が実現していて、超売り手市場です。それでもブラック企業の問題はなくならないし、労働者は奴隷のように働いています。労働者にとって有利な状況のはずなのに、労働環境は改善しない。そういった環境のなかでの就職活動は、自分を奴隷として売り込む以外に方法はないかもしれません。