幸せになっちゃいけない

何か楽しい事が続くと

「そのうち悪いことが起きるんだ」と

自分を戒めるかのように、楽しいとは思わないようにしてきた。

楽しいことが続くと、逆に不安になる。

その楽しい時間が長い程、帳尻を合わせるかのように

嫌なことが起きるんだろうと怖くなる。

子供の頃は常に怒られていた。

何もかもが怖かった。

怒られる理由は何かあったんだろう。

合理的な何かが。

その理由を私は理解していたかもしれない。

ただ、その合理的な理由と憤怒に激高する姿とが

どうも結びつかず、

私にとっては暗闇の中で突然襲い掛かってきくる

モンスターのように怖いものだった。

モンスターはどこにでもいた。

家にも学校にも。

逃げ場所はなかった。

ただそこに居て、襲われないように祈るしかなかった。

恐怖心と祈りの儀式が生活の大半を占めていた。

恐怖は生活とともにあった。

恐怖がなければ逆に不安になる。

無意識に恐怖を求めているんじゃないかとすら感じる。

恐怖に対する無意識の怯えは

まるでそれを埋め合わせするかのようなモンスターを引き寄せる。

楽しい時間は長くは続かない。

長く続いてはいけない。

幸せになってはいけない。

それはまるで消せない不文律のように、

望んでるわけでもないのに、

私の戒律となって、私を戒める。

自分の意思で、自分のふるまいを自由に決めていいと知ったのは

おそらく最近のことだ。

もう嫌なことはしない。

我慢はしない。

自分のやりたいことをやって、やりたくないことをやらずに

生きてみようと思う。

幸せの意味が分かるかもしれない。

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