テレビを見なくなった理由

数年前からテレビを見ていません。テレビを見なくなり出してもニュースくらいは見てたんですが、夜のニュースを見なくなって、次に時計代わりに見ていた朝のニュースも見なくなりました。今テレビを見るのは、国家的天災のニュース、オリンピックなどの国家イベント的スポーツ、国家イベント的音楽番組くらいですね。つまり非常事態以外は見てないです。

テレビ見ない人が、よく「最近のテレビはおもしろくなくなった」って言いますが、そうは思いません。たまに店に入った時に、見てるとおもしろいですよ。昔に比べて質が下がったとは思わないですね。過激さはなくなったと思います。エロ、グロ、暴力はかなり減ってますね。

「テレビは時間の無駄だ、時間泥棒だ」って意見もありますね。確かにテレビ見てると時間があっと言う間に経ちますね。テレビってお金払って積極的に見るものでなくて、割と受け身なので、それが時間を無駄にした感覚になるんでしょうね。

テレビを見なくなった最初は、まずバラエティ番組を見なくなりました。コメンテーターの発言とか、フリートークの会話とか、そういうのを聞くのがだんだん嫌になってきましたね。大衆受けを狙った発言とか、大げさな言い回しとか、毒のある言葉とか。その人の考え方を聞きたい訳でもないのに、無理に聞かされているような。人工甘味料と、人工調味料と、カプサイシンと、メントールを混ぜて練ったキャンディーを無理に食べさせられているような感覚です。やり過ぎなんですよね、テレビって。

それからニュースにもだんだん、そんな感覚を覚えてきて、キャスターやアナウンサーの一言や表情が過剰に感じられるようになりました。そこまで行くと、お笑いも音楽もスポーツも、みんな似たような過剰さを感じて見なくなりましたね。純粋に音楽だけ、スポーツだけ、ニュースだけなら気にならないんですが。

テレビを見なくなった理由は、何もかも過剰で刺激が強すぎるから。積極的にその刺激を感じるために見ている分にはいいんですが、刺激が欲しくないひと、興味のない人にとっては受け身で見るテレビと言うのはウザく感じます。でもテレビは、視聴者の注目を浴びるために、どんどん過激に大げさになって行く。刺激と言うのは慣れてしまうので、次から次へと新しいことを考えないといけない。そのイタチごっこです。その端で、そういった過剰さが食傷気味で嫌悪感を持つ人間もいて、そういう人たちがテレビから離れていくのでしょう。今はテレビ以外の娯楽もたくさんあるので、テレビがなくても退屈にはなりませんから。

そうとは言え、この有り余る時間の中でテレビでも見てみようかなと思って。久しぶりにちゃんとテレビを見ると、本当にテレビって情報の洪水だなって思います。次から次に話題が変わって、テロップが流れて、発言者が多くて、大量のCMが流れます。あれは受け身でないと見れないですね。頭を空っぽにしないと、見ていられないです。暇つぶしにはなるけど、疲れますね。テレビを見るには、テレビ体力が要ります。テレビも情報源としては役に立つと思うので、適度な距離を保って付き合いましょう。

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