アルコール依存症ではないけど禁酒してみた

年々上昇するγ-GTP

私はアルコール依存症ではないです。

お酒を飲むと、少しは酔いますがあまり酔っぱらったりしません。くだをまくとか、はしゃぎだすとかはしないです。若干陽気になって、良くしゃべるようになる程度です。

飲み過ぎても記憶がなくなることはありません。頭が痛くなって、気持ち悪くなって、吐いて終わりです。頭が痛くなってくるのには、タイムラグがあるのでほどほどにセーブしながら飲みます。それでも、飲み過ぎて気持ち悪くなったりしますけどね。

簡単に言うとお酒に弱い方です。アルコールは体に入ると、アルコールを分解する酵素でアセトアルデヒドになって、アセトアルデヒドを分解する酵素で水や二酸化炭素になります。このアセトアルデヒドが有毒で、頭痛などを引き起こします。酵素で分解する力は遺伝で決まっているそうですね。私はアルコールはすぐに分解できて、アセトアルデヒドは分解できずに頭痛を引き起こすと言う、お酒をたくさん楽しめない体のようです。

それでも、基本毎日お酒を飲んでましたのでγ-GTPは年々上昇してました。1日缶ビール2本くらい飲んでたと思います。

このまま上昇し続けるのはやばいかも知れないから、禁酒してみようと思い立って、禁酒実験をしてみました。

禁酒してみたらγ-GTPが下がった

会社の健康診断の検診日1か月前から禁酒を始めました。

禁酒は割とスムーズにできました。禁断症状もなく、我慢すると言う感情もなかったです。お酒の代わりには、コーヒーや紅茶を飲んでましたね。この程度での代用品でお酒を飲まなくて済んだのは、幸運です。

1か月後、健康診断の結果は、前年よりγ-GTPが下がってました。こういの嬉しいですよね。努力の成果が如実に表れると楽しいです。

検診日後からまた普通に飲みだしましたけどね。

翌年、また検診日1か月前から禁酒しました。前年の結果からγ-GTPの値は問題ないだろうなとは思ってましたが、この禁酒を1年続けたらどうなるんだろうと考えて、その時から1年の禁酒を開始しました。

1年間だと飲み会もあるので、外食での飲酒はOKと言うことにしました。やはり禁断症状とかはなくスムーズに禁酒生活に移行です。代用品はコーヒー、紅茶。飲み会後も、そこでタガが外れて家で飲んでしまうこともなかったです。

禁酒生活は、快適でした。翌日にお酒が残ることがなく、体が軽くなったような感覚がありました。それと時間が増えたような感覚もありました。お酒を飲んでも酩酊などしてませんでしたが、軽く酔った状態がなくなっただけでも何かできる時間が増えてることになるので、夜の時間が長くなったような気がしていました。

1年後、健康診断の結果は、γ-GTPが劇的に改善してました。こんなに効果があるんだなと感心しましたね。体は正直です。

アルコールに依存しないように

お酒を飲んでいた理由は、やはりストレス解消です。酩酊や泥酔はしていませんが、軽く酔った状態でもストレス解消になっていたようです。でもコーヒーや紅茶で代用できたのは、何か日常から離れられるきっかけとなるものがあれば良かったんだなと思います。パブロフの犬のようなもので、飲み物、盛り場、娯楽などは、そこから先は嫌な日常から離れられると言う引き金のようなものではないかと思います。心理的なスイッチを入れられれば何でも良くて、人によってはそれがアルコールだったり、ギャンブルだったりするのでしょう。ただ、それがスイッチに収まらず、アルコールによる脳の麻痺状態や高揚感など体の変化そのものを快楽の対象とすると、肉体的、精神的に依存してしまうのではないでしょうか。アルコールやその他の娯楽は、気分の切り替え程度に留めておかないといけないですね。またそういうことは、アルコールやギャンブルを覚える前に、理解して自制しないとのめりこんでしまう人も出てきます。こういうのは20歳前後で、教育すればいいと思うんですけどね。

お酒に弱くてさほど量を飲んでいなくても、肝臓はダメージを受けます。肝臓は沈黙の臓器なので、気付いたときは手遅れになるかもしれません。できるだけ体に負担をかけないよう、アルコールは常飲しない方がいいですね。