そう思います。
どんなに仕事が嫌でも簡単に辞められない。
ましてや、働かない選択なんてなかなかできないですよね。
どんなに今が苦しくても辞められない。
逃げ出せない。
日本では1度会社を辞めると
同じレベルの職種、収入の仕事に就けない。
それを考えると辞められない。
結婚、子供、マイホーム。
これら三大幸せアイテムを持って「普通」の人生をおくってる人は
仕事が順調なら問題ないのだけれど、
仕事を辞めたいなどと、人の道に外れたことを考え出すと
鎖に繋がれたかのように
人生が苦しくなる。
三大幸せアイテムを持っていなくても、
その価値観に縛られている人達は
同じように苦しい思いをしている。
早く抜け出そう。
抜け出すには、既存の価値観からの解放と
お金。
呪いの言葉
私たちは、子供のころから既存の価値観を植え付けられています。
子供のころからいくつも質問をされ無意識に誘導されています。
「大きくなったら何になりたい?」
ウルトラマンになりたいかどうかを聞かれてるわけじゃないですよ。
どんな職業に就きたいか、
裏返すと、働かない事は悪いことだって意味ですよね。
「友達100人できるかな?」
友達はたくさんいるほうがいい。
友達がいなくて、一人で過ごすなんて人として間違ってるって意味。
「君はひとりきりじゃないよ」
「ひとりなんかなりたくない」
J-POPにありがちな歌詞ですが、
ひとりは悪い事、ひとりで生きるなら不幸になれって
呪いの言葉ですよね、これ。
働かず、ひとりで、嫌いな人と会わずに暮らすなんて
かなりの社会不適合者ですよね。
そう思ってるからなかなか辞められない。
たとえお金があっても辞められない。
この価値観を覆せるかどうか。
自分の中でパラダイムシフトを起こせるかどうか。
地獄も天国も自分の頭の中にしかない。
金、金、金
それとお金。
お金は大事です。
「人生は金だ」とは思いません。
人生は金だと言うのは、「人生は酸素だ」と言ってるくらい意味のないことですね。
金も酸素も、なくては死んでしまいますが、
それが人生の目的ではない。
お金は剣にも盾にもなります。
今の仕事が自分を襲うモンスターになったとき
お金があれば、逃げることも身を守ることもできます。
ただ、自分を守るための術としてお金を貯めたり運用してる人は少ない気がしますね。
事業をするとか、夢をかなえるために貯めてる人はいても。
今の時代、会社組織に属するのはリスクでしかない。
今や将来の収入を会社の経営陣に託して、
心や体の健康を上司や同僚、部下に預けている。
それで平穏で健やかな日々が送れるなんて「運」でしかない。
あまりに自分の人生に自律性がなさすぎます。
ほとんどの場合、そんな幸運には恵まれずに、
会社や上司への不平不満を言って過ごす。
そんなところから抜け出すためには
お金が必要です。
お金はリスクを伴う会社勤めのセーフティネットとして必要なもの。
だから、お金は入社してからすぐに貯め始め、
また、副収入を得る努力もして
逃げ出すための準備をしておくべきだなと思います。
◆
価値観の転換とお金。
これらは今が苦しいからと言って、すぐには得られないものです。
でも今から始めないと永遠に抜け出せない。
誰もがこの準備を始めた方がいい。
今の閉塞した働き方を変えるには、
「1億総活躍社会」より「1億総セミリタイア」かな。