早期退職にまつわる取締役との会話

来週、また早期退職、転籍に向けての説明会があるそうです。

まあ、分かりますけどね。早期退職でいくらもらえるのか、転籍後の処遇は、いろいろ不安でしょうから。

説明会を繰り返す会社の姿勢は正しいのかも知れません。

でもね、もう辞めようと思っている人間からするとまどろっこしくて仕方ない。もう細かい条件なんてどうでもいいし、転籍後の処遇なんて何の関係もないですからね。それはこっちの事情だから、どうにもならないんだけど。

先日、取締役と一緒に車で移動する機会があって、早期退職の話が出ました。

「早期退職でまとまったお金もらえると、辞める人いるのかな?何か話聞いてない?」

「さあ、どうでしょうね。聞いてないですね。」

「君はどうなの?辞めないよね?」

「そんなに(お金が)まとまってる訳じゃないですからね。」

「そんなことないよ。結構大きな金額だよ。」

「そうですねぇ・・・」

私、嘘はついてませんから。

まとまってるとか、まとまってないとか、主観の問題でしかないですから。私にはまとまっている風には見えないってだけですから。それと早期退職するかどうかは別の問題だし。

そもそもそんなセンシティブな話をして、本当のことを言うと思ったのでしょうか。彼は。

言う訳ないだろって話ですね。

あまり嘘をつくのは上手くないので、早期退職の話をされたとき、話題を変えるべきか、いや不自然に話題を変えると逆に変に思われるから、変えないべきか非常に迷いました。結局その後黙ってましたけど、普段からあんまり喋らないキャラなので、うまく逃れられたのかなとポジティブに考えています。

でも勘付かれてもいいんですけどね。もうじき、辞める宣言するんだし。

どう考えても雇用条件が悪化する中で、働き続けなければならない従業員は苦渋の決断を迫られます。

人手不足であるとは言え、雇用の流動化が進んでいない現状では、今と同じ雇用条件で次の転職先を見つけるのは難しいでしょう。

だから大半の人は転籍を受入れると思います。

完全に足元を見られていますね。あまりにも労働者の立場は弱いです。

個人で稼ぐ力を身に着けるのは、もうサラリーマンには必須のことだと思います。

投資でも副業でもいいです。会社に依存しないライフスタイルを作らない限り、奴隷生活から抜け出せません。

来週の説明会の後に個人面談が始まるそうです。

ようやくスタートです。これから条件闘争があるかもしれません。少しでも好条件を勝ち取るためには、あまり遠慮しちゃいけないですよね。