なぜそんなに会社を辞めたいのか?

なぜそんなに会社を辞めたいのか?なぜなのか?もう一度考えてみましょう。

命令されたくない

命令されたくないです。会社と言う組織は上司が部下に命令するのは当たり前なんですけど、命令されたくないです。何の権限があって私に命令するのでしょうか。私の意思と関係なく、私の行動を納期付きで制限されます。憲法違反じゃないですか、これ?

計画したくない

私の将来の行動を表にして、約束させられます。できるはずのない計画を立てさせられ、コミットメントなどと言う言質を取られ、脅迫の材料を握られてしまいます。自分で言ったんだろ。約束したんだろ。相手に自分を脅すためのナイフを渡すのが計画の立案と呼ばれるものです。

文句を言われたくない

自分の主張を通すためには悪態を付いたり、荒げた言葉を使ってきます。会社は合理性や経済性で成り立っているわけではありません。閉塞した人間関係の中で、少しでも優位に立った人間の意見が通ります。下っ端から上層部まで、小学生から大人まで人間関係の作り方は変わりません。そんな消耗戦に精神を削られたくありません。

馬鹿げた仕事をしたくない

会社の仕事は、突然、馬鹿げた理由で、短納期で降ってきます。組織が大きくなればなるほど、お偉いさんの社内的実績を作るためだけの仕事が増えて行きます。それでも仕事は仕事として割り切って考えられればいいのでしょうけれど、意欲を持ってできる仕事ではないですね。他の道があれば、すぐにでも飛び移ってしまいます。

仕事に自律性がない

自分で決められないと言うことは、モチベーションが著しく低下します。本当は仕事の内容と言うのは、何でもいいのかも知れません。何をするか、どうするか、どういう計画でするのか、自分で決められるのなら、達成感ややりがいと言うのは得られるのでしょう。でも会社と言うのは自律性をことごとく奪って行きます。見える化、共有化、報告、連絡。情報の共有と言うのは、共有して終わりではなく、そこに説明のつかないミスがあるといくらでも追及されます。成果より失敗が注目され、誰が決めたのかもわからない無難で少しずれた策を採用せざるを得なくなります。

まとめ

まとめるとこういう事ですね。会社をやめたい一つ目の理由は、会社は精神を削って行くから。それは時に人を死にまで追いやるほど、劣悪なものだから。これは会社の人間関係に起因するもので、組織である以上避けようのない問題かもしれないですね。

二つ目の理由は、会社では仕事の達成感、やりがい、満足感が得られないから。これは会社のマネジメントの問題ですね。会社によっては、社員が仕事に達成感を感じているのかも知れません。でも多くの日本の会社には、社員の達成感ややりがいを引き出すマネジメント能力があると思えません。

現代では会社はリスクの塊です。やりがいなどなくても、安定した給与があって、淡々と平穏に仕事をこなして行ければ辞めたいとは思わなかったかも知れません。でもあまり平穏でないんですね。定年まで働くと言うこと以外の方法があると知ったからでしょうか。まだ隣の芝生が青く見えている状態かもしれませんが。でも、隣の芝生が青いなと、窓の外をずっと見ているのは終わりにしようと思います。