早期退職に向けた2回目の個人面談がありました。
先週の初回の面談から1週間経ちましたね。2回の面談は全員に行うようです。主な目的は、転籍の条件を示して転籍了承の意思確認を取ることです。早期退職の申し込み締め切りは1月末ですが、今回の面談で辞めるか続けるのかはほぼ決まるのでしょうね。転籍了承の人は何かハンコを押すそうです。迷ってるからギリギリまで待ってくださいと言う人もいると思いますが、「迷っている」と言う宣言をしないといけないので、あやふやな感情の人はそのまま流されて転籍になりそうですね。何か急な気がします。1月末だと思ってたのに、もう決めないといけないの?て感じがします。少しだけ迷っている人を、考えさせる暇を与えずになし崩しに転籍にもっていこうと言う感じがしますが、考えすぎでしょうか。
◇
今回の面談は意思確認をするだけのようなので、一人数分くらいで面談が終わっていきます。
「じゃあ、次ね」
総務課長に言われて、応接室に向かいました。
今回は、総務課長と例の取締役の二人です。
取「よく考えてくれましたか」
私「そうですね。でも、まあ前から考えていたことなので。給料の額とかでは(結論は)変わらないです」
取「あ、そう」
あまり会話は進まないですね。沈黙の時間が長いです。あまり強引な引き止めもなさそうです。明確に宣言している人間は、引き止めても無駄ですからね。
総「(早期退職加算金で)退職金、多くもらえると言っても1年分しかないよ」
私「そうですね。でもいずれ辞めるとしたら今のタイミングがベストじゃないかと思うんです」
これもその通りで、お金の大小で言えば働き続ける方がはるかに多くもらえます。でもそれを言うと、ずっと辞められないですよね。
特に議論をしてると言う感じではなく、変な話ですがお互い時間つぶしをしている感じでしょうか。他の人は今後の仕事についての話をしているようですが、そういうのもないですしね。
取「じゃあ、手続きの方、進めといてくれる」
総「はい」
取「最後までケガとかのないようにね」
私「はい、トラブルなく終わりたいと思います」
これで面談は終了です。10分位でしたでしょうか。席に戻って、次の人が面談に向かいした。今回はそれ程動揺していないですね。ほっとした感じかな。あまり論争することもなくて。
◇
これで早期退職は確定しました。最終出社の希望を1月末と伝えていますけど、そこは流動的ですね。柔軟に対応するとも伝えていますし。
会社への不満や、現状の問題などは一切言っていません。それを言うと、それが改善対象になりますからね。会社への不満の表明は、会社に残りたいとの意思表示でもありますから。変に論争もしたくないですし。
辞めることが現実的になった今は、不安と安堵、この二つの感情が入り乱れている感じです。不安は、お金と見栄、この二つです。収入がなくなっても大丈夫なのか、考えが甘いんじゃないかと言う不安と、無職のレッテルの怖さですね。でも仕事に戻って、また上司から意味不明の難解指示が来ると、やっぱり辞めるのは正解だな、早期退職の加算金をもらえる今がベストタイミングだなとも思います。会社の業績は、今のところ調子がいいです。リストラの早期退職募集と言うのはなさそうです。だから、もし今辞めなければ、もう辞め時がないと思うんですね。早期退職への応募でない状態で辞めるのは、勇気もいるし、金銭面でも不利になります。そう言い聞かせましょう。