試験でケアレスミスを防ぐ方法

ケアレスミスってなんでしょう?

不注意の失敗。
つまり、知識や考え方は間違っていなかったけど
うっかりして、答えを間違えた。
些細なミス。
注意してれば防げたミス。
ってことですね。

本当はできたのに、惜しい。

本当にできたのでしょうか?

ケアレスミスとは

ケアレスミスって同じような間違いをよくしませんか?
計算ミスや読み間違い。
振り返ると同じようなミスばかり。

ケアレスミスとは不注意の失敗と言うより
「繰り返し起こす、同じような失敗」と言った方がいいかも知れません。
もう少し言い換えると
「ある条件で必ず起こす、個人特有の失敗」
とも言えます。

つまり、問題が作成された段階で
あなたがミスを起こす場所は決定されているとも言えます。

あなたがどんなに知識や解答方法の勉強をしても
ケアレスミスそのものはなくならないのです。

資格試験など、勉強時間がたっぷり取れる試験の場合、
知識そのものでは差がつかず、
ケアレスミスの数で合否が決まることも多々ありますね。

ある意味、試験とは
「ケアレスミス大会」とも呼べるかも知れません。

でもケアレスミスの対策って難しいですよね。
繰り返し、同じような間違いを起こすんですから。
簡単にできたらもうやってますよね。

ケアレスミスの分析

繰り返し起こす同じようなこと、
これはつまり再現性があるってことですね。

再現性があることは科学的に分析できます。

ケアレスミスとは、あなた固有の思考の偏りのことです。

だから、ケアレスミスを分析して行きましょう。

まず、ケアレスミスしたところを全てピックアップしましょう。
それを読む、考える、書くの範囲で分類しましょう。
読む
・数字の読み違い
私で言えば、6と8、7と9を読み間違いやすいですね。
イメージがなんとなく似てるんですね、私の中で。
・数字の読み飛ばし
「103万円を2台」を102万円と読んでしまう。
私は紙面上で近くにある数字をくっつける傾向があります。
・否定形の見落とし
「~でないものを選べ」を、~であるものを選んでします。
・単位指定の見落とし
千円と万円の間違い

考える
・思い込み
自分の経験からの「~はこうだ」との思い込みです。

書く
・数字の写し間違い
読み間違いと同じミス
・単語の短縮
「考える」を「考る」
手が思考に追い付かずに、真ん中を端折る傾向があります。

こういったミスの傾向は個人で異なります。
自分の読み、書き、考えの傾向を分析して把握しておきましょう。

ケアレスミスの対策

自分のミスの傾向を「知っている」だけでも、対策になります。

もっと具体的に対策として、
自分の弱点の傾向を持った設問文、数字に対し、
印をつける、指で指すなど具体的行動を伴った手順を作っておくことで、
自分の思考の傾向を矯正することができます。

ケアレスミスの対策は「注意する」ではなく、
「手順を定める」ことです。

自分の無意識の思考に対しては、
意識下の行動で対抗しましょう。

自分の敵は自分。

試験がんばって下さい。

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