分散投資はグローバルに

下記は、WealthNavi社長柴山氏執筆の記事です。

「ホームバイアス」に大きなリスク。“グローバル”に分散投資すべき理由と実績(ダイヤモンド・オンライン)

「長期・積立・分散」の「分散」は、資産をグローバルに分散することです。つまり、「日経平均に連動した投資信託」を買ったとしても、グローバルに分散したことにはなりません。

グローバルな分散投資がいい理由を一言でいうと、「世界経済の成長の恩恵が受けられるから」です。

まったくその通りと思います。

分散投資とは、世界全体に投資することだと思います。

「世界経済の成長の恩恵が受けられるから」とは、「世界経済は長期的に成長する」と言う信仰にも似た信念が背景にあるからです。

世界はまだ人口が増え、技術革新が進んでる。まだまだ人類は成長の途上です。

1企業や、1国のレベルだと、倒産したり不景気になったりしますが、全世界の長期的な平均を取ると成長し続けています。

企業や国ごとの業績のバラツキ、つまりリスクを最小限に抑える投資をすると期待値通りのリターンが得られます。

その「世界経済の成長の恩恵」の上澄みのおいしいところだけを、安全な場所で掬い取ろうと言うのが「分散投資」です。

例えるなら、ワールドカップ決勝トーナメント出場の16か国の中で、一口1万円で優勝国を当てたら17万円もらえる、と言うようなギャンブルがあるとき、全出場国に1万づつ賭けるような賭け方が「分散投資」です。

もうそうなったらギャンブルでも何でもないですね。ギャンブラーからは「臆病者!」「そんなことして楽しいの?」「男らしくない」と非難されそうです。

そう、男らしくないんですね。「ここで一発勝負!」「こうなったら背水の陣!」「俺の生きざま見せてやる!」こういう男気のある言葉は投資には不要です。

確実な利益のためにはリスクは最小限に抑える必要があります。

ガンダムのカイ・シデンが戦場で言ってた言葉がそのまま当てはまります。

「こういうときは臆病なくらいがちょうどいいのよね」

でも、分散投資だけしてると大金持ちにはなれないです。セミリタイアができる程度の金は稼げても、人生を逆転させることはできないかもしれない。

そういう時は、人生を賭けたギャンブルに出ることが必要かもしれませんね。