1.下から行く
下の方から近づいて行きましょう。
猫にとっては人間はかなり大きい生き物なので、
上から手が伸びてくると怖いです。
人間で言えば、進撃の巨人が上から手を伸ばしてきて触ろうとするようなものです。
怖いですよね。進撃の巨人ですよ。
どんなに友好的でも、あんな巨人が上から来たら怖い。
猫にとってはそれと同じだから、下から行きましょう。
塀の上にいる場合は、完全に猫よりも下になること。
地面にいる場合は、できるだけ低く低くしゃがんで近づいていきましょう。
2.鼻先を人差し指で指す
猫の鼻先に向かって、人差し指を向けてみましょう。
トンボに向かって人差し指を回すような、あんな感じ。
回さなくていいですけど。
猫は何か、そう言うのが気になるみたいです。
人差し指で指してると、逃げずに、何か興味津々で、
鼻先を人差し指にちょんと付けてきます。
ちょんとくっつけてきたら、もうこっちのものです。
一回触ると、二回目は割と簡単。
あんまり嫌がらずに触らせてくれますよ。
3.心を開く
これが一番肝心で、難しくて、効果のあることです。
猫に心を開きましょう。
Open your mind.
猫は友達。
生きとし生ける生き物はみんな友達です。
心を開いて近づきましょう。
どんな感じかと言うと「もう噛まれてもいい」くらいの気持ちです。
もう噛まれてもいいと思っていても、本当は噛まれたくないんですけど、
噛まれることなど絶対にないと思っているから、
もう噛まれてもいいと思えるんです。
動物が苦手な人は、「もしかしたら噛んだり、襲ってくるかもしれない」とい言う恐怖心がありますよね。
その恐怖心、警戒心が動物にも伝わって、
警戒しながら手を伸ばすから、動物に威嚇されたりするんですね。
動物は理由なく襲ってきたりしません。
理由なく暴力をふるうのは人間だけです。
人間は怖い。
ただ、心を開くと言っても、
本当に心を開いているのか、
噛まれてもいいと思っていても、それは思っている振りをしているだけで、
心のどこかで怖がってるんじゃないか
本当ところ自分はどう思っているのか。
自分がどう感じているのかって、自分のことながら分からないものです。
心、感情をコントロールするのは難しいです。
だから、体を心を開いたのと同じ状態にしてみましょう。
体の力を抜いてください。
特に心臓のあたり、フッと力を抜くような感じで。
緊張感を解くような感じですね。
力を抜くって、よくスポーツでも言われますけど、難しいです。
だから逆に力を入れることで、力の使い方が分かります。
今回の場合は、緊張している時の体の状態を思い出してみましょう。
例えば、糞むかつく上司に叱責されているとき、
心臓が縮み上がるような感じがないでしょうか。
その感じを覚えておきましょう。
その時の力が入る体の場所、力の入り方、
体のどのあたりに、どんな感じで力が入るのか。
それを逆にしてみると、心を開いたような感じが体得できます。
つまり、心臓付近で力を抜く感覚です。
たまには糞上司も役に立つ時があるんですね。
心を開いて、猫と通じ合う感覚ができれば、
もう友達ですよ。